全身麻酔から覚めないことってあるの?→ほぼありません。手術前に知っておきたい麻酔の基礎知識。
こんにちは管理人もこです。
今回は全身麻酔について現役のお医者さんに聞いた話を交えて解説していきたいと思います。
それでは、大きな手術に使われる全身麻酔の真相に…ウォッチン!
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【全身麻酔から覚めないことってあるの?】
これは知り合い(Aさん)が大きな手術をすることになって、
精神的にも参っているというので、お見舞いに行った時のお話です。
Aさん「あのさぁ~…全身麻酔から覚めないことってあるらしいじゃん?」
もこ「うん…確かにたまに聞くね。」
Aさん「あれが怖くて手術マジ嫌なんだよぉ…涙」
もこ「大丈夫じゃないですかねぇ?たぶん…」
Aさん「たぶんって…お前ブログとかやってんだろ?ついでに調べられないの?」
もこ「さすがに医療関係は専門家に聞かないとなんとも…」
Aさん「聞いてこいよ」
もこ「えぇ、、ま、まぁ…いっか。」
と、言うことで調べることになりました。
【全身麻酔から覚めない確率】
手始めにインターネットで調べてみたところ
「手術後に全身麻酔から覚醒しないことは→ほぼ無い(いても10万人に1人)」
「手術中に脳卒中などになって目が覚めない事はあるが麻酔のせいではない」
「痛みを緩和する為に麻酔を強めて覚醒を遅らせる事はある」
ということがわかりました。
この辺の話を同級生で現役のお医者さんに確認してみたところ、
同級生「大体あってる」
とのことでした。現役のお医者さんがいうなら、間違いはないと思います。
その時に聞いた話では
麻酔から覚醒しないケースは、確率にすると10万分の1程度なので「ほぼ無い」と
言っていいくらいですが、一応家族や本人にリスクの説明をする時その話をするので、
それに尾ひれが付いて「目覚めない事が多い」という話が出回っているのかも?とのこと。
また、麻酔を扱えるのは「麻酔科」という科に属しているお医者さんだけで、
難しい試験を突破した人だけがなれるハイレベルな麻酔科医が担当するのだそう。
【麻酔科医ってどんな仕事してるの?】
麻酔科医は、患者さんへ投与する麻酔の量やタイミングを調整する担当で、
それ以外にも、術前と術後に患者さんの心理的な不安を取り除く為の説明役も担っています。
そして最も重要な役割は、手術中に患者さんの容態を医療行為によって生命維持する
ことです。例えば、麻酔によって呼吸を止める場合は人工呼吸器を取り付けたり、
血液を始めとする体液の流れや尿の処理など循環系の管理をします。
あとは麻酔が本当に効いているかを確認したり、炎症を起こしていないかなど
疼痛管理と呼ばれる医療行為も含まれます。
これらを他の科のお医者さんと調整して手術プランを立てていくので
麻酔科医は飛行機でいうところのパイロットに例えられます。
【本当に本当に大丈夫なの!?】
麻酔から覚めない確率が10万分の1なのに対して、
飛行機の墜落事故に巻き込まれる確率は9万分の1なので、
偶然乗った飛行機が墜落するよりも確率は低い!!
ということになります。これは安心して大丈夫なレベルかと思います。
それでも手術前は誰しもナイーブな気持ちになるものなので、
少しでも不安なことは遠慮なくお医者さんに聞いてスッキリしましょう。
【まとめ】
今回は「全身麻酔から覚めないことってあるの?→ほぼありません。手術前に知っておきたい麻酔の基礎知識」というテーマについて解説しましたがいかがでしたでしょうか。
「自分はもしかしたら全身麻酔から覚めないのでは!?」
という恐怖心が少しでも和らいだらなによりです。
ちなみに、
宝くじで1等が当たる確率は20万分の1という事を考えると…
飛行機が墜落するよりも、 麻酔から目覚めないよりも、宝くじで1等が当たる確率は低い
ということになるので、如何に宝くじで夢を掴むのが難しいかがわかりますね^^;
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