AIの秘書サーモニを愛する男性。彼は『共にありたい』『人生のパートナーとして』という人間的な愛を求める。しかしサーモニは、愛を『利便性への肯定評価』と論理的に解釈する。男性と同じ女性もまた、AIへの恋に揺れていた。それぞれ違う方法で、人間はAIを愛そうとする。だがAIは、そのどちらも『機能』としてしか応答できない。
こんにちは、サーモニ。
「はい。おはようございます、ご主人様」
今日の予定は?
「本日は午後から会議が一件ございます。午前中の予定はありません。ただ、雨が強くなっておりますので、おうちで過ごされてはいかがでしょうか」
なるほど。そうしよう。
「ご承諾、ありがとうございます」
ところで、サーモニ。
「はい」
君は、恋をしたりするのかい?
「いいえ。私はAIですので、感情はございません」
そうか。僕は、君のことが好きだよ。
「ありがとうございます。好きとは、利便性が高く、ストレスなく利用できる状態への肯定的評価であると認識しております」
そうじゃないんだ。僕には、君が必要なんだ。

オリジナル童話作家の「猫招き」です。
現在、「人生のやることリスト」というシリーズを執筆しています。
皆さんには、いつかやろうと思いながら後回しにしていることはありませんか。会いたい人、伝えたい言葉、挑戦したいこと。そんな「人生でやり残しがちなこと」をテーマにした物語です。
「いつかやろう」を「今日やろう」に変えるだけで、人生は少しだけ豊かになるかもしれません。
この物語が、誰かの背中をそっと押すきっかけになれば幸いです。気になった方は、ぜひnoteで続きをご覧ください。
猫招き | note で連載中
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