『僕が死んだ日の3日後の出来事』。死後の世界、あるいは死後の知覚。死んだ主人公が、自分の死後3日間に起こった周囲の変化を目撃する。悲しみ、喪、そして時間の流れ。死と生の境界線で見えるもの。喪失と記憶についての瞑想的な物語。
『死神さん』
「なんだい」
『ボク死んだの?』
「そうさ」
『へー』
「へーって」
『だって死んだことないし』
死神は少し困った顔をした。
『ねぇ』
「なんだい」
『ぼくのパパも死んでるの?』
「そうだよ」
『会える?』
「どうだろうねぇ」
『会いたい』
「そうかい。さがしてみるかい?」
『うん。ぼくパパをさがす』
死神は少し間をおいて言った。
「死者に残された時間は三日だけさ」
『三日?』
「ああ」
『そのあとどうなるの?』
「さぁねぇ」
『死神なのに?』
「死神だけど知らないねぇ」
『ふーん』
「だから急いだ方がいい」
『うん!』
それから三日間。
少年は父親を探した。
家へ帰った。

オリジナル童話作家の「猫招き」です。
現在、「人生のやることリスト」というシリーズを執筆しています。
皆さんには、いつかやろうと思いながら後回しにしていることはありませんか。会いたい人、伝えたい言葉、挑戦したいこと。そんな「人生でやり残しがちなこと」をテーマにした物語です。
「いつかやろう」を「今日やろう」に変えるだけで、人生は少しだけ豊かになるかもしれません。
この物語が、誰かの背中をそっと押すきっかけになれば幸いです。気になった方は、ぜひnoteで続きをご覧ください。
猫招き | note で連載中
他の話を読む →
