『ある日、全知全能の神さまに出会ったら』終話。この連作シリーズの完結編。神との対話を通じて、主人公が得た答えは何か。人生のやることリストは何だったのか。すべての問いが、この最終話で交差する。
『この席を私に、おめおめと返すとでもいうのか?』
私は笑った。
「ご心配には及びません。」
『そうか。』
神さまは小さく頷く。
『返すと約束するなら、この席を譲ることもやぶさかではないが――』
「いえいえ。」
私は首を横に振った。
「その時はきっと。」
私は少し笑った。
「神さまはもう一度、人生をやり直したいとおっしゃるはずです。」
神さまは少し目を細めた。
『なぜそう思う?』
私は肩をすくめた。
「そんなの簡単です。」
「そして、最初から決まっています。」
『どういうことだ?』
私は神さまを見た。
「輪廻転生です。」
私は続けた。
「そのために作ったんでしょう?」
神さまは黙っている。

オリジナル童話作家の「猫招き」です。
現在、「人生のやることリスト」というシリーズを執筆しています。
皆さんには、いつかやろうと思いながら後回しにしていることはありませんか。会いたい人、伝えたい言葉、挑戦したいこと。そんな「人生でやり残しがちなこと」をテーマにした物語です。
「いつかやろう」を「今日やろう」に変えるだけで、人生は少しだけ豊かになるかもしれません。
この物語が、誰かの背中をそっと押すきっかけになれば幸いです。気になった方は、ぜひnoteで続きをご覧ください。
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