『ある日、全知全能の神さまに出会ったら』第5話。神との対話が続く。主人公は何を求めているのか。神は何を教えようとしているのか。問答を通じた人生哲学の探求。
「だから神さま。」
「恋をしてください。」
神さまは首を傾げる。
『恋か。』
私は頷く。
「ええ。」
「できれば失恋も。」
神さまは眉を動かした。
『失恋も必要なのか?』
私は少し考える。
「必要かどうかは分かりません。」
「でも。」
「たぶん。」
「恋だけ知っていても、人間は分からないと思います。」
私は神さまを見る。
「だから。」
「出産を経験してください。」
神さまは何も言わない。
私は神さまの言葉を待った。
やがて神さまは口を開く。
『なぜだ?』
私は頷いた。
「生みの苦しみです。」
神さまは黙っている。
私は続けた。
「神さまは世界を作った。」
「命も作った。」
「人間も作った。」

オリジナル童話作家の「猫招き」です。
現在、「人生のやることリスト」というシリーズを執筆しています。
皆さんには、いつかやろうと思いながら後回しにしていることはありませんか。会いたい人、伝えたい言葉、挑戦したいこと。そんな「人生でやり残しがちなこと」をテーマにした物語です。
「いつかやろう」を「今日やろう」に変えるだけで、人生は少しだけ豊かになるかもしれません。
この物語が、誰かの背中をそっと押すきっかけになれば幸いです。気になった方は、ぜひnoteで続きをご覧ください。
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