『ある日、全知全能の神さまに出会ったら』第4話。連作の中程。主人公の質問と神の応答が、より実存的なテーマへと移行していく。
『私は”人間”を作ったつもりだった。』
『だが。』
神さまは少し目を細めた。
『とんだ”化け物”を生み出したのかもしれないな。』
私は笑った。
「そうかもしれません。」
神さまは少し笑った。
『否定はしないのだな。』
「だって事実かもしれませんから。」
やがて神さまは口を開いた。
『もし私がお前の提案を受け入れたとして。』
私は黙って聞いている。
『私は何から始めればいい?』
私は答えた。
「呼吸です。」
神さまは首を傾げた。
『呼吸?』
私は頷く。
「人間は産まれた後、すぐに呼吸をしなければ生きていけません。」
『なるほど。』
神さまは小さく頷いた。
『ではそのあとは何をする?』

オリジナル童話作家の「猫招き」です。
現在、「人生のやることリスト」というシリーズを執筆しています。
皆さんには、いつかやろうと思いながら後回しにしていることはありませんか。会いたい人、伝えたい言葉、挑戦したいこと。そんな「人生でやり残しがちなこと」をテーマにした物語です。
「いつかやろう」を「今日やろう」に変えるだけで、人生は少しだけ豊かになるかもしれません。
この物語が、誰かの背中をそっと押すきっかけになれば幸いです。気になった方は、ぜひnoteで続きをご覧ください。
猫招き | note で連載中
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