『ある日、全知全能の神さまに出会ったら』第3話。神との対話の早期段階。問いが立ち上がり始める。
「神さまはこの世のすべてを作った。」
神さまは黙っている。
「だから神さまはすべてを知っている。」
私は続けた。
「でも、何も知らない。」
しばらく神さまは黙っていた。
やがて、ふっと息を吐く。
『なるほど。』
再び沈黙が流れる。
『では。』
神さまは私を見た。
『どうすれば知れるというのだ?』
私は答えた。
「簡単です。」
神さまは黙っている。
私は神さまを見た。
「私にその席を譲ってください。」
神さまは何も言わない。
「そして神さまは、私と入れ替わりで人間になってください。」
神さまは私を見ている。
私も神さまを見ている。
やがて神さまは口を開いた。
『この席を欲する理由は?』

オリジナル童話作家の「猫招き」です。
現在、「人生のやることリスト」というシリーズを執筆しています。
皆さんには、いつかやろうと思いながら後回しにしていることはありませんか。会いたい人、伝えたい言葉、挑戦したいこと。そんな「人生でやり残しがちなこと」をテーマにした物語です。
「いつかやろう」を「今日やろう」に変えるだけで、人生は少しだけ豊かになるかもしれません。
この物語が、誰かの背中をそっと押すきっかけになれば幸いです。気になった方は、ぜひnoteで続きをご覧ください。
猫招き | note で連載中
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