『ある日、全知全能の神さまに出会ったら』第2話。神との最初の本格的な対話。主人公の迷いと好奇心。
『なぜだ』
私は答えた。
「冬の朝です。」
神さまは黙っている。
「まだ少し寒い朝です。外へ出ると小鳥が鳴いている。そこでふっと息を吐く。そして….」
私は続けた。
「そこで吸い込む空気はとても冷たい。でも顔に当たる朝日は少し暖かく、その中で飲む缶コーヒーの美味しさをご存じで?」
私は待った。
しばらくして、神さまは小さく首を振った。
『……知らない』
私は頷いた。
「そうです。」
神さまは黙っている。
「神さまは知っている。でも、知らない。」
やがて神さまは、ふっと息を吐いた。
『何をだ?』
私は答えた。
「すべてをです。」
神さまは黙っている。
「神さまは缶コーヒーを知っている。」

オリジナル童話作家の「猫招き」です。
現在、「人生のやることリスト」というシリーズを執筆しています。
皆さんには、いつかやろうと思いながら後回しにしていることはありませんか。会いたい人、伝えたい言葉、挑戦したいこと。そんな「人生でやり残しがちなこと」をテーマにした物語です。
「いつかやろう」を「今日やろう」に変えるだけで、人生は少しだけ豊かになるかもしれません。
この物語が、誰かの背中をそっと押すきっかけになれば幸いです。気になった方は、ぜひnoteで続きをご覧ください。
猫招き | note で連載中
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