企画提案を通しやすくする心理学。提案資料の作り方~企画を通すコツ
職場で仕事を任せられるようになってくると提案書や企画書を作成する機会が増えてきます。
上手に提案が出来れば苦労はしないのですが…
説明ベタだったり上手く説明出来ず一生懸命考えた企画がダメになって辛い経験している方は少なく無いはず。
検討してもらってダメならまだいい方で…
時には上司の気分でボツにされたり企画自体を否定されたり、先方から頼まれて作った企画書なのに通らなかったりと理不尽なこともおきます。
また、同じことを提案しているのに企画する人によって結果が分かれるので、もはや諦めモードに突入するしかない…。
そんな風に思った方に活用して欲しい企画提案を通しやすくする心理学を今回ご紹介します。
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【提案は必ず3パターン用意する】
1つの企画提案を通すのは携わる業務と社内政治に精通する人なら難なくこなせますが、慣れていない人や立場が弱い内は難儀するものです。
相手の思惑と自分のやりたいことの中間を取ろうとするあまり尖がったイイ企画がまぁ〜るく整形されてしまい、面白みのないものになることもしばしば。
これを避ける為にも一つの企画で3つのプラン(提案)を用意します。
Aプラン
自分のやりたいことを主軸としたオレ様プラン
Bプラン
相手の求めに成るべく合わせたお相手優先プラン
Cプラン
AでもBでもない突拍子もない飛び抜けたトンデモプラン
この3つのプランを提案する事で勝率が格段に上がります。
そのことは統計学でも説明できます。
【3つのプランを用意する理由】
まず提案書を受け取った相手の心理を読み解くと、あなたから二つの選択肢を迫られたことになります。
・その企画をやる。
・その企画をやらない。
この時点での あなたの提案が通る確率は50%です。
・やる(50%)
・やらない(50%)
普段からこの50%に何かしらの要素が加わって提案を却下されたりGOサインが出たりしています。
次に提案を3つ出された人の選択肢。
・Aプランでやる(25%)
・Bプランでやる(25%)
・Cプランでやる(25%)
・やらない(25%)
この時点でのあなたの勝率は75%。
提案を3つ用意したことで選択肢が増え勝率は4分の3に上がったことがわかると思います。
ここに提案内容の要素が加わってやるかやらないかが決定されます。
このときAプランとBプランとCプランはそれぞれ別の選択肢だと認識してもらう必要がありますので、内容は似かよったものにならないように気をつけてください。
それではそれぞれのプランの作り方を詳しく解説していきます。
【提案上手な人が心がける3つのプラン】
Aプラン(オレ様)
これは自分が思い描くベストアンサーであればOKです。
しかし相手の利益や立場も一応考慮した上で、こうなったら良いな!最高だな!と思うものを披露しましょう。
Bプラン(お相手)
Aプランが自分の利益が大きい提案なのに対してBプランは相手に華を持たせる提案にします。
クライアントや上司の言い分をしっかり把握して相手にある程度譲歩したカタチにします。必要であれば事前に要望をヒアリングしておきましょう。
Cプラン(トンデモ)
Cプランはこれまで考えた案からは逸脱して突拍子もない提案をします。
Cプランの役割はAとBを引き立たせるところにありますので、敢えてまったく違った毛色の提案を模索してみましょう。
とはいえ、Cプランの突拍子もない提案を相手が気に入れば実行しなくてはいけなくなります。
実現可能な内容にとどめておくように心掛けてください。
実際に筆者の経験からこのCプランを選択する人はほぼいませんが、ごく稀に驚くほど好感触を示す方がいたのも事実。
そのときはCプランのデメリットを必死に訴えて軌道修正をしましたが、こちらが提案したことを止めさせるのにはなかなか骨が折れます。
革新的なアイデアを求めている人ほどCプランは魅力的な提案に写るので、マンネリしていそうなクライアントに対してはCプランの精度を上げて一押しするのも1つの戦略となります。
以上の点を踏まえ
次の機会には3つの提案を取り入れて統計学的にも心理学的にも有利な条件で企画提案をしてみましょう。
きっと勝率は上がるはずです。
【編集後記】
前回の 提案力を鍛える!上手に企画を通すために上司の心を操る方法 を読んだ方から連絡があり、
『実際に試してみたら上手くいきました!でも、上司がそのさらに上の役職の方に提案したところ跳ね返されてしまったようです。リベンジしたいので他にカンタンに提案力を上げる方法があれば教えてください!』
とのお問い合わせをいただきましたので、企画提案を通しやすくする裏ワザをお送りしました。
タメになったよ!
上手くいきました!
という報告は筆者個人がBlogを続けるなによりの励みになります。
これからも皆さんのお役に少しでもなればと思い不定期ながら更新を続けていきたいと思います。
よろしくお願いします。
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