こんにちは管理人もこです。
毎年クリスマスや年末年始に世間を騒がせる「タイガーマスク運動」と「伊達直人」についてご紹介します。
「伊達直人」って誰?
「タイガーマスク」ってプロレスの??
日本人ならではの慈善活動と、その発端となった人物に…ウォッチン♪
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【「伊達直人」って誰?】
「伊達直人」は昭和の大人気アニメ「タイガーマスク」に登場する主人公の名前です。
タイガーマスクは、虎のマスクを被った匿名のプロレスラーで、子供たちのヒーローとして作中に描かれました。
そしてアニメでブームとなった「タイガーマスク」は、実物のプロレスラーとしてもリングに登場します。
アニメさながらの軽い身のこなしやロープを使った華麗な技が特徴的で、実況の古舘伊知郎氏によって「四次元プロレス」「四次元殺法」と形容されていました。
話をアニメに戻します。
タイガーマスクの主人公である「伊達直人」は、孤児院「ちびっこハウス」出身の孤児でした。
色々なことがあり(作品をみてください)プロレスラーになりますが、レスラーになってからの給与は所属事務所への上納金を抜いた僅かな報酬も、孤児院「ちびっこハウス」へ毎月寄付をし続けていました。
どんなに生活が辛くても孤児院への寄付は止めず、孤児院がいよいよ借金で立ちゆかなくなるとプロレスの所属事務所へ渡すはずの上納金を寄付してしまい、それが原因でリングの上で壮絶な嫌がらせを受けることになります。
それでも、孤児院の子供たちには自分がタイガーマスクであるという事実を隠して生活をしていましたが、ある試合に向かう途中で車にひかれそうになった子供をかばい不運にも亡くなってしまいます。
死ぬ間際に持っていたマスクを川へ投げ捨て、最後まで自分がタイガーマスクだという事を隠し通すという衝撃のラストを迎えます。
【タイガーマスク運動という寄付活動】
ある日突然「伊達直人」という名義で、孤児院にランドセルや文房具などが届けられるという奇妙な現象が起きています。
孤児院では入学金が払えず学校に通わせてあげられない子供たちが数多くいるので、少しでも子供たちに勉強の機会を与えようということが目的と考えられています。
しかし送り主は不明。
匿名で「伊達直人」もしくは「タイガーマスク」と名乗り、玄関先にランドセルを置いて行ったり、寄付金を振り込んでくれたりと見返りを求めない善意の活動が続いています。
それらはいつしか「タイガーマスク運動」と呼ばれるようになり、全国各地の孤児院に波及していきます。
「自分が何者かは名乗らない」
そんなところに日本の文化的な価値を見出す人もいれば、そんなのはダメだと批判する人もいますが、実に日本らしい社会現象ではないかとは思います。
江戸時代にはネズミ小僧といわれる盗っ人が、悪代官の御屋敷に盗みに入って盗んだ小判を貧しい人の家々に投げ入れてたという話もあるくらいですから。
【いつからはじまったの??】
タイガーマスク運動は2010年12月25日に「伊達直人」を名乗る謎の人物から、群馬県の児童相談所にランドセルが10個届らたことが発端となりました。
翌年1月1日には神奈川県の児童相談所に同じく「伊達直人」を名乗る謎の人物から、寄付が行われ、TVで大々的に報道された事をきっかけに全国各地へと広がりました。
その発端となった人物は数年後に匿名を条件に報道機関からのインタビューを受けますが、タイガーマスク同様に自分も孤児院出身でつらい子供時代を過ごした事が寄付を決めたきっかけだったと話しています。
年々このタイガーマスク運動は広がりを見せており、タイガーマスク以外にも、アンパンマン、ルパン三世、ルフィなど最近の子供でも知っているようなヒーローの名前を語った寄付もあるのだそうです。
とある児童相談所では、
「子供たちにおいしいチャーシューを食べさせてあげてください。伊達直人を尊敬するラーメン界の勇者より」
と書かれた手紙がチャーシュー入りの袋と一緒にドアノブに掛けてあった。
流石に「匿名の人物からの食べ物は子供たちに食べさせるわけにはいかない」という理由で冷凍保存されたそうですが、
後に、ラーメン屋の店主が自分だと名乗り出たことで、無事チャーシューは子供たちに振る舞われる事になったそうです。
寄付を決断した方曰く
「美味しいチャーシューを子供たちに食べて欲しかった」
とのことですが、匿名で上げていいものとそうでないものは考えなくてはいけませんね。
【まとめ】
今回は「 「伊達直人」って誰?タイガーマスク運動でランドセルが寄付される謎に迫る」というテーマについて解説しましたがいかがでしたでしょうか。
タイガーマスク運動は、日本人特有の「恥ずかしい」けど「誰かの役に立ちたい」という葛藤が生み出した活動なのかしれませんね。
「匿名で寄付をする」
このことについての賛否は確かにあるようですが、”受け取った大人”ではなく”子供たち”の気持ちに立って考えてみると、何だかよくわからないけど正義のヒーローが存在しているかのような、世界に希望が持てる素敵なイベントになるのではないかと思います。
また物質的な寄付とは別に子供たちに希望を与えることが出来る点でも、誰かが誰かのために何かをしたいと思いがある以上、批判される部類のものではないと思いたいです。
寄付は企業名や個人名で行えば節税にもなりますので、匿名に限らず検討してみてはいかがでしょうか。
あなたのちょっとした心粋が、後に素晴らしい人材を生むキッカケになるかもしれません。
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