【ビール好きなら知っておきたい?】幕末の志士坂本龍馬、伊藤博文を裏で操っていた謎の男の正体

こんにちは管理人もこです。
今日はビールに縁のある偉人、トーマス・ブレーク・グラバーさんのお話です。
もこが歴史上一番好きな『幕末の志士坂本龍馬』を
裏から操ったとも言われるナゾの男を…ウォッチン!
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【トーマス・ブレーク・グラバーってどんな人?】
トーマス・ブレーク・グラバーはイギリス、スコットランド出身の貿易商です。
長崎県長崎市南山手町にグラバー邸という立派なお屋敷を建てて住んでいました。
その場所は今「グラバー園」という名前になって、日本最古の洋風建築物が見れる場所として観光地化されています。
グラバーは元々は武器商人でもあり、策略家でとにかくお金を稼ぐことに長けていました。
イギリスが当時の清(今の中国)にインドを通じてアヘンを輸出してボロ儲けをした上、
清がアヘンの輸入を禁止すると戦争(アヘン戦争)を起こし勝利後には香港を占領、
上海などの港を強引的に開港させたという真っ黒な歴史も有りますが、
まさにこの時アヘンの輸出に関わって大儲けしていたのがトーマス・ブレーク・グラバーです。
【しかし日本では偉人扱い】
トーマス・ブレーク・グラバー(以降敬称:グラバー)は日本にきてすぐに
「ずっと鎖国をしていた日本には貿易で儲けるチャンスが眠っている」
ということに気付き開国への策略を練り始めます。
その後、明治維新によって日本の鎖国は解かれますが、クラバーはアヘンではなく
武器、ビール、造船、炭鉱、造幣、鉄鋼、水産技術を日本へ輸出しようと決意します。
その結果、西洋の先進技術が日本へ一気に流れ込み、クラバー氏にも富が転がり込みました。
【明治維新を起こした立役者とも言われる】
幕末の英雄として有名な坂本龍馬、元浪人の彼がどのようにして同志を集め、
武器や軍艦を調達したのか、そしてその資金はどこから出たのかは歴史の謎と言われています。
一節によるとグラバーが貿易を有利にするため、開国主義の日本人を募って閉鎖的な徳川幕府を
崩壊に追い込む策略を練り、志を共にした坂本龍馬へ惜しみなく技術や資金の提供をしていたと言われています。
また、後の総理大臣、伊藤博文がイギリスへ渡航(密航)した時もグラバーが支援しています。
イギリスへ渡航した伊藤博文は、日本との国力の差を目の当たりにして愕然とし開国へと思想を変換させていきます。
【ビールに縁のあるグラバーさん】
グラバーは明治維新後に造幣寮の機械輸入に関わるなど明治政府との繋がりを深めていましたが、
戦争が終わったことで本業の武器販売が低迷したことから
資金が枯渇し会社(グラバー商会)が倒産。その後、高島炭鉱の実質的経営者として日本に留まりました。
グラバーは高い経営能力や投資センスを買われ三菱財閥の相談役としても活躍します。
経営危機に陥ったスプリング・バレー・ブルワリーの再建参画を勧め、後の麒麟麦酒(キリンビール)の基礎を築きました。
これらの功績からトーマス・ブレーク・グラバーは、産業大国日本 の礎を築いた偉人として現在も語り継がれています。
【キリンビールのロゴマークに隠された歴史】
グラバーが再建させたキリンビール社(現在のキリンホールディングス)。
その製品ロゴには、奇妙な獅子(麒麟)が描かれている事でも有名ですが、
実はこの獅子、幕末の志士と呼ばれ思い半ばに暗殺された坂本龍馬をイメージして作られたと言われています。
それだけグラバーさんの彼に対する思い入れは強かったのでしょう。
さらに…
獅子の頭と尻尾をよぉ~く見てみてみると、グラバーさんの髭を彷彿させる形になっています。
【まとめ】
今回は【ビール好きなら知っておきたい?】幕末の志士坂本龍馬、伊藤博文を裏から操った男の正体について解説してきましたがいかがでしたでしょうか。
いつも何気なく目に入っていたけど気にも留めていなかったビールのロゴに
こんな面白い歴史の逸話が眠っているなんて思いもしませんでした…。
幕末から明治を駆け抜けた盟友が、こんなところに集うなんて、なんだかロマンを感じちゃいますね。
ちなみにトーマス・ブレーク・グラバーさんはフリーメイソンでもあって
アヘン戦争末期に、でっかいインサイダー(まがい)を仕掛けて大儲けした
という面白い話もあるんですが…それはまた別の機会にでもご紹介します。
写真提供:すばてぃ
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