
こんにちは管理人もこです。
日本人の ノーベル賞 受賞で湧いていますが、
日本は世界で2番目にノーベル賞の受賞者が多いのだそうです。
その理由は諸説あり、昔から勤勉でありお金持ち国家なので
研究にたくさんお金を使える、賄賂やロビー活動の賜物!など
人によっても思い描くことは様々…それもまた愉快ですね。
さて、今回はそんなノーベル賞の設立者ノーベルさんと
ノーベル平和賞に隠された皮肉について…ウォッチン!
Sponsored Links
【ノーベルはダイナマイトの開発者で大富豪】
・・・・え?
「平和賞から代表されるノーベル賞の生みの親が?」
「ダイナマイトの開発者ってどういうこと??」
そう思われる方も少なくはないと思います。
時代は1800年代末期までさかのぼります。
ノーベル賞の生みの親アルフレッド・ベルンハルド・ノーベルは
父と兄が爆薬や機雷の製造に関わっていた影響もあり、
ダイナマイトの原料となるニトログリセリンの製造に携わります。
そしてニトログリセリンを安定的に製造するための方法をついに突き止めました。
その後、改良が加えられ軍事用の爆弾としてダイナマイトという名称で
世界の紛争地域を中心に流通する事になります。
当時は戦争や内戦が頻発していた事もあり、世界各国から発注が相次ぎ
開発者であるノーベルさんには多額の資金が流れ込むことになります。
「死の商人、可能な限りの最短時間でかつてないほど大勢の人間を殺害する方法を発見し、富を築いた人物」
とも呼ばれました。
しかし、自分が開発したもので結果的に多くの人の命を奪う事になってしまったことに
ノーベルさんは大変気を病んだそうです。そして、心身ともに疲弊していき、
晩年、病に伏しましたが、クスリによる治療は断固として拒否をしました。
【これは偶然か必然か…】
奇しくもノーベルさんの病に効く薬はニトロを混ぜ込んだものだったのだそうです。
自分の発明のせいでたくさんの人の命を奪ったニトロで
自からの命を延命させようなどとは到底思えなかったのでしょう。
治療を拒否したまま、1896年この世を去りました。
遺言では
「私のすべての換金可能な財は、次の方法で処理されなくてはならない。私の遺言執行者が安全な有価証券に投資し継続される基金を設立し、その毎年の利子について、前年に人類のために最大たる貢献をした人々に分配されるものとする」
と言い残します。
これこそが今のノーベル賞の起源であり、
ノーベル賞を取り仕切る組織ノーベル財団の始まりとなります。
【平和賞に込められたノーベルの皮肉】
ノーベル賞は平和賞を始め医学賞・物理学賞・化学賞・文学賞・経済学賞があります。
その中の一つ、平和賞だけは他の賞とは意味合いが違い表彰式を開催する場所も違います。
通常、ノーベル賞の授賞式はスウェーデンのストックホルムで行われますが、
平和賞だけはノルウェーで行われます。
これは長い間紛争状態にあったノルウェーとスウェーデンの和解と平和を祈念している
とも言われていますが、ノーベル平和賞には”別の意味合い”があるとも囁かれています。
それは・・・
「平和の名のもとに平和を乱す人へ釘を刺す意味がある」
というもの。
他のノーベル賞は成果や功績に対しての受賞なのに対して
平和賞は表向き平和に寄与した功績を称えているものの
ノーベル平和賞を贈ったんだから平和を乱すんじゃないぞ。
そんな睨みを利かせる意味があるんだとか。
確かにそういわれてみれば数年前には平和とはかけ離れた
某国の大統領がなぜか受賞していたりしました。
毎回もっともらしい理由も付きますが
「ノーベル平和賞(意味深)」
という意味合いも感じられます。
平和の裏側には、その平和のために犠牲になっている人達が必ずいます。
そして平和をもたらす人にはたくさんの人や組織が絡み合い
いざとなれば自らが紛争の火種や口実を作り出すことも出来てしまいます。
ノーベル平和賞はそんな人への抑止力。
人類の平和と繁栄を望んで作ったはずの発明によって
たくさんの人の命を奪ってしてしまったノーベルさんからの
時代を超えた皮肉のこもった贈り物なのかもしれませんね。
【まとめ】
今回は「ノーベルはダイナマイトの発明者?ノーベル平和賞に隠された皮肉。」というテーマについて解説しましたがいかがでしたでしょうか。
2015年のノーベル平和賞は10/9(金)に発表になります。
そこで誰が(またはどんな組織が)選ばれるかは分かりませんが、その選出の裏側にある皮肉についても調べてみると面白いかもしれませんね。
【2015年ノーベル賞スケジュール】
10/5(月) 医学賞
10/6(火) 物理学賞
10/7(水) 化学賞
10/8(木) 文学賞
10/9(金) 平和賞
10/12(月) 経済学賞
Sponsored Links
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。