こんにちは管理人もこです。
今回は会員数1000万人の出会系アプリYYCについて情報が入りましたのでご報告します。
YYCを運営する株式会社mixiは株式会社LINEからYYCを買収したことでも有名です。
日本最大のSNS mixiを運営するノウハウと有名ソーシャルゲームの収益を背景に、大々的な宣伝をしていたので知っている人も少なくは無いと思います。
最近は新参出会系アプリのペアーズ、タップル誕生と競いあってアプリ宣伝に力を入れていました。
そんな中、YYCアプリがApp Storeランキングから消失する事件が発生しています。
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【AppStoreランキングから消失の経緯】
App Storeのランキングは有料アプリ、無料アプリの人気ランキングと、売り上げの高い順に並ぶセールスランキングがあります。
YYCは売り上げも高く人気のアプリだった為、ランキングでは常に上位を陣取っていました。
ゴールデンウィークの連休直前になるとユーザーが殺到しランキングも無料総合5位以内に入る健闘振り。
しかしそこでトラブルが発生します。
App StoreランキングからYYCアプリが消失!
App Storeの検索から『YYC』と入力して検索するとかろうじてアプリが表示されます。
この状態をアプリ業界ではランキングリジェクトと呼んでいるそうです。
・リジェクト→App Storeからアプリが無くなる(規約違反などが原因)
・ランキングリジェクト→App Storeのランキングに表示されなくなる(ユーザー獲得に不正があったと判断される)
結局、YYCアプリはゴールデンウィーク中もランキングに戻らず、本日に至ります。
【YYCアプリがランキングリジェクトされた理由】
YYCアプリがランキングから消失した真相は運営するmixiしか知りえないことです。
しかし様々なアプリ広告の専門家の間では、中華ブーストという手法を使ったのが原因ではないかと囁かれています。
このブーストというのはアプリ広告の専門用語で、
お小遣いサイトなどでアプリをインストールしてもらいポイントバックして集客 → いっきにインストール数が増えるのでApp Storeのランキングが上昇する → ランキングを見たユーザーがインストールする。
という半ば反則的な広告展開のことです。
中華ブーストとは人口の多い中国圏のお小遣いサイトでポイントバックしてインストール数を水増しする手法で、日本でやるよりも安く短期間で大量のインストール数を増やせるのが特徴。
しかし、日本のアプリが海外で大量にインストールされるという不自然さからApp Storeの検疫に引っかかり今回のようなランキングから消失するアプリが後を絶ちません。
そんな手法を大手企業が運営するYYCがやるのか?と疑問に思う方もいるかも知れませんが、ブースト自体ランキングを故意に操作する不正行為といわれている割にアップルは多くの場合見過ごしてるので、「有名なアプリはほとんどやってるよ?」とアプリ業界の方は話してくれました。
ゴールデンウィークの連休をユーザー獲得のチャンスと捉えてリスクを覚悟の上で勝負に出たのかもしれません。
連休前の異常なランキング上昇もYYCにユーザーが集まったのではなく、ブースト施策によるものだった可能性もあります。
結果的にYYCアプリはランキングリジェクトされてしまうのですが…。
【無茶な広告展開の兆候は年末から始まっていた】
年末年始からYYCは破格の報酬でユーザーの獲得をしていました。
その内容は1人入会ごとに4800円を支払うというアフィリエイト型の広告。
出会系の入会報酬の単価は通常2500円が相場なので年末年始の異常さは際立っています。
しかし5月の連休前にはYYCアプリのアフィリエイト広告を全てストップさせたり(リジェクトを予見していた?)と不可解な兆候が見られました。
さらにアフィリエイトをする人(所謂アフィリエイター)をmixi本社に集めセミナーを開催しましたが、アダルト路線を止めてピュア路線で押していくと発表をし、アフィリエイターを遠ざけるような発言をしていたりと年末年始とは真逆の動きをしています。
また同社にはユープライドという婚活アプリ、
Poiboyという恋活アプリ、
それからえくるという街コンサイトがあるので
YYCをピュアな出会系として育てていくとなると、社内でサービスが競合するのではないかと心配な面も出てきます。
引き続き今後の動向に注目していきたいと思います。
【まとめ】
今回は「YYCアプリがApp Storeランキングから消失!リジェクトの理由と兆候は? 」というテーマについて解説しましたがいかがでしたでしょうか。
一連の不可解な広告展開の流れを見ていると、本社mixi側からYYCへ強いプレッシャーが向けられた可能性は否定できません。
結果的にリスクの高い中華ブースト実施に追い込まれ、結果ランキングリジェクトを受けてしまったと予想出来ます。
広告展開から見える社内事情。。
責任は現場に丸投げ、プレッシャーを与え、現場は苦し紛れの小手先運用…。
最近話題になった三菱自動車の燃費不正問題にも通じるものがあり、
日本企業の体質的な欠陥が浮き彫りになった事件の一つではないだろうか。
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