【そこが変だよ日本人】流行ってるから流行る!行列に並びたくなる日本人の心理を突いた煽り商法とは
- 2015/5/21
- 診断・心理
- カフェラテ&キャラメルクリーム, フルーツミックス大福, ヨーグリーナ, レモンジーナ, 炎上商法, 煽り商法
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こんにちは管理人もこです。
今日は流行りモノについて、ウォッチン!していきたいと思いますよ~!
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【最近売れたものってどんなもの?】
最近インターネットやSNSで話題になったり売れた商品には…
・ハーゲンダッツ『きなこ黒みつ餅』『みたらし胡桃』
・ヨーグリーナ
・レモンジーナ
・ファミマのカフェラテ&キャラメルクリーム
・ローソンのフルーツミックス大福
などがありますが、これらは何故あれだけヒットしたのでしょうか。
結論を先に言ってしまうと、
これらは「流行っているから」という理由で「購入」する人が増えたと言えるでしょう。
ツイッターやフェイスブックを始めとするSNSで話題になると、商品が売れる時代。
美味しいからというわけではなく、話題性で物が売れるのです。
【日本人の行列に並びたくなる心理】
「行列のできる飲食店は美味しい」
日本人の中には古くからこのパターンがインプットされています。
例えばラーメン屋さんで、たくさんの人が並んでいるお店を見つけたとします。
毎日たくさん人が並んでいるのを見ていると…
「いつかは食べてみたい」
という思いが湧き上がってくると思います。
それと同時に「あれだけ並んでいるなら美味しいはずだ」という食べる前からある程度の評価予測をしてしまうのです。
【話題性があればマズくても売れる】
ラーメン屋さんの場合もそうですが、ただ並んでいるというだけで美味しいという保証はどこにもありません。
単純に店主の要領が悪くてうまく回っていないだけかもしれませんし、食べにくいので食べ終わるまでに時間がかかっているのかもしれません。
それでもたくさんの人が並んでいるのを見ると1回は足を運ぼうとするので、マズイラーメン屋でもしばらくは繁盛します。
最近ではマズイと話題になっているのに、
敢えて度胸試しで購入してしまう場合まであります。
冒頭で触れたレモンジーナがまさにその典型的な例で、
当初レモンジーナを購入した人からは
「レモンジーナは土の味がする!」
「オレンジーナの方がマシ!期待したのに損した!」
「土の味がすると聞いて試してみたら思ってたより土だった」
「レモンジーナ(土)」
という美味しいとは程遠い感想が多く聞かれたにも関わらず、怖いもの見たさで購入する人は続出しました。
話題になるとそれだけで興味をそそられ、知り合いに自分が試してみた感想を共有したいという欲求もくすぐられるのだと思います。
【煽り商法の仕組み】
煽り商法というのは、この一連の流れを利用して「売れている」と錯覚させ、
その情報を拡散させて売上を伸ばそうとする方法です。
1,販売開始
(消費者:美味しいorマズイor珍しい!と話題づくり)
↓
2,人気が出過ぎて品薄に!
(消費者:急いで買わないと無くなっちゃう!)
↓
3,販売停止します!
(消費者:まだコンビニにあったから買ってきた!)
↓
4,再販
(消費者:まだ食べたこと無いから試してみよ!)
と匠に情報を利用して商売をします。
「人気だから買おう!」
「無くなる前に買おう!」
「無くなる直前に買い占めよう!」
という消費者の心理を煽って売り出すのです。
【知ってもらうを重視】
さて、ここまででいかに消費者が生産者の思いのままに行動して、
煽り商法に引っかかってしまっているのかがわかってきたかと思います。
ちなみに煽り商法が失敗すると、
コンビニには売れ残った在庫がズラァァァーと並んでしまうのですが、
それもまた話題になり情報として拡散されるので、
宣伝費を掛けずに商品の認知を広める事が出来ます。
それこそが生産者の最大の目的であり、
わざと悪評を立てて認知を広める方法を炎上商法とも呼びます。
当初は買うつもりのない商品を買ってしまう衝動買いを引き起こす煽り商法。
生活の中の楽しみとしてはいいのかもしれませんが、それを販売している側に
乗せられ過ぎないようにしたいものです。
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